京浜ロック3
≪ほりひろゆき氏のレポートから≫
(公開リハーサルatパラダイス本舗)
久保田麻琴と夕焼け楽団再(10月11日)
10月11日
なんとか時間前にパラダイス本舗に到着。
すでに満席で立って飲んでいるお客さんも数人います。
とりあえずカウンターに付き、顔見知りの方達と乾杯ビール2杯目のイモ焼酎が空く頃、
ついに「元夕焼け楽団」の登場です。
ステージ左から井ノ浦さん、井上”ケニー”ケンちゃん、藤田洋ちゃん、
恩蔵キンちゃんの順に並んでいます。
「公開リハーサル(投げ銭)」だけあり、楽譜を囲み進行を確かめている様子。
1曲目はスローなレゲエナンバー、歌っているのは井ノ浦さんです。
♪ムーンウォーク 歩こうよ一緒に〜というような歌い出だし(曲名わかりません)
恩蔵さんが歌う「また吠え始めたよ」、藤田さん「星くず」、
井上ケンちゃんのインスト「ラスタ・スパイ」、
ケンちゃんの三線ギターが沖縄ムードを盛り上げる「チバラヤーサイ」と続きます。
途中、お客さんの何人かが後ろを振り向いているので、
振り向いてみればそこにはにこやかな久保田麻琴さんの姿が!!
そして、ついに久保田麻琴さんが入り「久保田麻琴と夕焼け楽団」の復活です。
僕がこの顔ぶれを最後に見たのは70年代末期の原宿ラフォーレ。
本当に気が遠くなるほどの久し振りです。
麻琴さんはアルバム「オン・ザ・ボーダー」のジャケットと同じ袖なしシャツ姿。
還暦とは思えない肩の筋肉の若々しさにビックリしました。
だけど何しろ狭いステージなので5人が重なり合うように並んでいます。
こんなにくっつきあった夕焼け楽団を見るのは初めてかもしれません。
「今、30年前の久保田麻琴をチャネリングしてみます」
「夕焼け楽団改め、『リハビリ・Soul Brothers』 です」
そしてイントロスタート♪始まった曲は「Wild About My Lovin'」です。
麻琴さんの声は30年前のまま!素晴らしい伸びをしています。
ギターのリフのシンコペーションもあの頃のまま♪
恩蔵さんのベースのネックが上下に動きだし、
バンド全体のリズムがグルグル回りながら揺れ始めます。
これこれ、これです!
夕焼け楽団独特のユルくて深いグルーヴ、これに嵌って病みつきになったのです
「ギター、洋ちゃん」
「ギター、Lazy baby ケンちゃん」
この掛け声、これも良いんだな〜
大事な曲のアクセントになっています、、二人のギターも最高exclamation ×2
(このあたりから曲順デタラメです、そこのところヨロシク)
♪あ〜 あ、あ〜 たそ〜がれにい〜
始まってびっくり「たそがれのメイク・ラブ・カンパニー」です。
麻琴さんによれば「この曲をライブで歌うのはたぶん初めて」との事。
ゴジラのジャケットのデビューアルバムA面の1曲目。
夕焼け楽団との出会いの曲です♪
僕の脳内では洋ちゃんのマンドリンが鳴り始め、幻聴状態に、
「Willie and the Hand Jive〜バンバンバン」
確かこの曲あたりで椅子に座ってた麻琴さんが立ち上がりました。
本気モードのリハビリ・ソウル・ブラザーズです。
客席は一丸となってあのビート(セカンドラインっていうのか、
ボ・デドリー・ビートというのか、アレですアレ)の手拍子を打っています♪
すげ〜盛り上がりです。あーかまやつさんに飛び入りして欲しい、、
「ハイサイおじさん」
これはどうやら予定になかった曲のようですが、客席からの掛声で見事にスタート。
言ってみれば30年ぶりのぶっつけ・本番・リハーサル!
でもいきなり当時のまんまの音が再現されていて涙もの。
さすがに歌詞を途中までしか覚えていないという事で1番だけで終了。
「しけもく暮らし」
一度始まったけれどすぐに麻琴さんが手を上げてストップ
「イントロでケンちゃんのギターが入ってこなくちゃ、クイ、クイーンって」
で、2回目はケンちゃんのチョーキングが決まり、見事にあのイントロが再現されました。
この曲もライブでやるのは初めてとの事。
「Johnny B. Goode 」
麻琴さん、激しくギターを弾きながらも「ボーカル」でノリを出しています。
夕焼け楽団のJohnny B. Goode は本当に素敵♪
気がついたら店内も総立ちでみんな踊る踊る!(もちろん僕も、、)
麻琴さんはメンバー紹介で「そして、わたくしが細野晴臣です」という往年のギャグも再現していました(*^^)v
ふふふ、コレを知っている貴方!立ち会いたかったでしょう指でOK
再会・夕焼け楽団はこんな感じで終了
(最近はものすごく忘れっぽいので間違っているかもしれません、漏れている曲があったら教えて下さい)
このあと東京ローカルホンク+久保田麻琴(ベース)・井ノ浦英雄というプレゼントもありました。
「遠い願い」いい歌です。木下さん、素晴らしい歌い手です。
なごり惜しかったけれど何しろ中央林間は遠いので早めに帰ってきました。
左から久保田麻琴(真琴) 井ノ浦英雄 ケーニー井上 藤田洋麻(洋介) 恩蔵隆
≪以下つづく≫